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佐世保でワーケーションを行いました。(港区連携自治体ワーケーション促進事業)

 「港区連携自治体ワーケーション促進事業補助金」を活用し、「西九州させぼ広域都市圏」においてワーケーションを実施しました。

 本事業は、区内事業者が連携自治体に滞在し、地域ならではの自然体験や現地での交流を通じて、人口減少や第一次産業の活性化、伝統産業の担い手不足といった地域課題の解決に資する取組に参画するとともに、新たな事業創出の可能性を探ることを目的としています。

 本ワーケーションでは、現地での滞在や自治体や地域事業者の皆さんとの対話を重ねながら、都市部と地方をつなぐ新しい働き方や、官民連携による地域プロジェクトの可能性について学びました。

実施の概要

 滞在期間中は、佐世保市内を中心に、行政関係者、地域事業者、移住者、地元住民の方々と幅広く交流しながら、働く・暮らす・関わるという視点で地域を体感しました。

 初日は、佐世保駅近くの移住サポート拠点にてオリエンテーションを実施していただき、事業の目的や行程を共有しました。その後、移住者や行政職員、地域の方々が集う場に参加し、国際色豊かな佐世保のコミュニティや人のつながりを実感する機会となりました。

 2日目には、一般社団法人REPORT SASEBO様による街歩きツアーを開催いただき、佐世保の歴史や都市文化、米軍基地と共存してきた背景について理解を深めました。また、佐世保市内の「万津6区」におけるまちづくりの取り組みについて学びました。かつての商業エリアや既存の建物を活かしながら、人が集まる拠点を段階的に生み出し、新しい文化や事業へとつなげていくプロセスからは、地域の資源や関係性を丁寧に編み直すことの重要性を学びました。特に、外部人材と地域の担い手が協働しながら、小さな挑戦を積み重ねていく姿勢は、持続的なまちの活性化において有効なアプローチであると感じました。
 午後は、地域の公民館をリノベーションしたワーキングスペースを活用し、実際に業務を行うことで、佐世保におけるリモートワーク環境の実用性を体感しました。

 3日目には波佐見町を訪問し、伝統工芸である波佐見焼の鋳込み体験や関連施設の視察を実施しました。地域資源を現代の暮らしに適合させ、産業として発展させている事例に触れ、特産品開発や地域経済循環に関する多くの示唆を得ました。夜には、佐世保市役所および波佐見町役場の担当者の皆様との交流会に参加し、ワーケーション施策や関係人口創出、広域での連携可能性などについて意見交換を行いました。

 最終日には、九十九島エリアを訪問し、佐世保の自然環境や地域の成り立ちについて理解を深めました。その後、長崎県の移住施策担当者にも参加いただき、ワーケーション体験の振り返りを実施しました。滞在を通じて得られた気づきや課題について意見交換を行い、都市部人材と地域との関わり方や、若者の挑戦や活躍を後押しする環境づくりについて議論を行いました。

ワーケーションを通じて得られた気づき

 今回の滞在を通じて、現地に一定期間身を置くことでこそ見えてくる地域の魅力や課題があることを改めて実感しました。
 単なる観光ではなく、仕事をしながら地域の人々と関係を築くことで、地域への理解が深まり、継続的な関わりへとつながる可能性を感じています。

 また、佐世保市内に暮らしながら、リモートワークによって都市部企業で働くという新しい働き方は、若者の定着や人材循環の観点からも大きな可能性を持つと考えています。

今後に向けて

 本ワーケーションで得られた知見をもとに、移住施策や関係人口施策と連動した取組や、若者参画を軸とした人材循環の仕組みづくりについて、自治体や現地事業者の皆様との意見交換を継続していきます。

 また、地域資源の再整理や体験設計、広域での体験型ふるさと納税や旅先納税といった仕組みの可能性についても検討を進め、地域に深く関わる新しい関係づくりに取り組んでいく予定です。

 今後も、ワーケーションを通じた地域との共創や、都市部と地方をつなぐ新しい働き方の実践に挑戦していきます。

 本ワーケーションの実施にあたり、佐世保市若者活躍・未来づくり課の皆様をはじめ、行政関係者、地域事業者、移住者の方々など、多くの皆様に多大なるご協力をいただきました。現地での対話や交流を通じて、佐世保ならではの魅力や地域づくりへの想いに触れる貴重な機会となりました。心より感謝申し上げます。